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ガルバリウム鋼板屋根の人気色と色選びポイント
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アルミニウム・亜鉛・シリコンでめっきされたガルバリウム鋼板屋根は、耐久性と耐熱性に優れ、人気があります。
黒い屋根と赤い屋根の家では外観イメージが全然違うように、屋根の色が異なるだけで、家の印象は大きく変わってきます。
ガルバリウム鋼板屋根は、メーカーによってさまざまな種類のものが販売されているので「何色を選んだら良いかわからない」と、色で迷ってしまいますよね。
これからガルバリウム鋼板屋根へリフォームしたいと考えている方に向けて、選択できる色の種類や色選びのポイントを紹介していきます。
目次 【表示】 【非表示】

ガルバリウム鋼板屋根とは、アルミニウム・亜鉛・シリコンでめっき加工された金属製の屋根のことです。
高い耐久性と耐震性が認められており、デザイン性にも富んでいるため、屋根や外壁などの住宅建材として広く利用されています。
ガルバリウム鋼板屋根の施工方法には、大きく分けて以下の2つのパターンがあり選べる色の選択肢に違いがあります。
施工方法 | 特徴 |
---|---|
製品化された成型済みの屋根材で施工する | 決まった製品の色から選ぶ |
鋼板そのものを成形・加工して施工する | 色や質感の選択肢が多い |
成形済みのガルバリウム屋根材には、すでに商品化されている人気ラインナップから好きなものを選べるので、色選びで失敗するリスクが少ないのがメリットです。この場合、多くは横葺きになります。
一方、鋼板そのものから成形、加工する場合は、成型屋根製品には無いような色の選択肢もあります。
ガルバリウム屋根成型製品を選んだ場合
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ガルバリウム鋼板の屋根製品は、多くのメーカーからいろいろな種類が販売されています。なかでも、特に人気のある2製品を紹介します。
アイジー工業「スーパーガルテクト」
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アイジー工業の「スーパーガルテクト」は、遮熱性の高いガルバリウム鋼板と断熱材を一体成形した屋根製品です。
令和4年度には⽂部科学⼤⾂表彰を受賞した、正真正銘の高耐久ガルバリウム鋼板屋根です。
「スーパーガルテクト」のカラーラインナップは以下の6色です。
- Sシェイドブラック
- Sシェイドブラウン
- Sシェイドブルー
- Sシェイドモスグリーン
- Sシェイドチャコール
- Sシェイドワインレッド
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どのような外壁にもマッチする落ち着いた色展開なので、ガルバリウム鋼板屋根を初めて施工する方におすすめですよ。
ニチハ「横暖ルーフ」
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ニチハの「横暖ルーフ」は、ガルバリウム鋼板と断熱材の一体成型屋根材の先駆けとして抜群の耐久性能と遮熱性能を発揮する屋根製品です。
スタンダードモデル「横暖ルーフS」のカラーラインナップは3色あります。
- KブラックS
- KブラウンS
- KグリーンS
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横暖ルーフシリーズには、フッ素樹脂遮熱鋼板を採用した高気密・高断熱モデルの「横暖ルーフα プレミアムS」や、南欧スタイルが特徴の意匠性に富んだ「横暖ルーフα S 窯変」など、他にもいろいろな種類が揃っています。
鋼板そのものを成型・加工する場合
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鋼板そのものを成形・加工する場合は、メーカーによって色や表面感などの違うガルバリウム鋼板が取りそろえられています。
成型済みの製品と違い、赤やオレンジ、鮮やかな青、明るいシルバーやホワイトなどカラーバリエーションが豊富なのが魅力です。
一般の住宅だけでなく、店舗、地域のコミュニティーセンターやレジャー施設など、外観デザインを重視するような建物にも選べます。
JEF鋼板「極みMAX」で選べるカラー例
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日鉄鋼板「セリオスプライム」で選べるカラー例
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
ガルバリウム鋼板は、カラーバリエーションが豊富で、色によって家の印象はガラッと変わります。
たくさんある色展開のなかから、人気のあるカラーを色の特徴とともに紹介します。
屋根の人気色 | 特徴 |
---|---|
ブラック・ダークグレー | ガルバリウム鋼板屋根の定番色 高級感と重厚感がある ダークグレーは汚れが目立たない 「つや消し」でさらに落ち着いた雰囲気を演出 |
ブルー・ネイビー | クールでかっこいい印象 爽やかで清潔感がある 清楚でありながら洗練されたイメージ 目立ちすぎずに個性を出せる |
オレンジ・ブラウン | 穏やかで柔らかい印象 癒しや落ち着きを与える 派手さはないが、おしゃれに仕上がる |
屋根の色は、求めている家のイメージに合わせて外壁や玄関ドア、サッシとの色合いも考えて選ぶ方が多いのではないでしょうか。重要な部分だからこそ、「なかなか決められない」「何色が合うかわからない」と迷ってしまいますよね。
どうしても色を決められないときは、最も人気のある定番色「ブラック系」を選ぶのが無難といえます。
「ブラック」は、どんな雰囲気の住宅にも合う色で、おしゃれで洗練されたイメージを与えてくれる色です。

ガルバリウム鋼板屋根は、耐久性とデザイン性で近年非常に人気の屋根材となっています。
金属屋根は、その素材の特性上、熱がこもりやすかったり、色褪せや錆が気になったりする方も多いのではないでしょうか。
ガルバリウム鋼板屋根の色選びで覚えておいて欲しい2つのポイントを紹介します。
色によって遮熱性が違う
ガルバリウム鋼板に限らず、屋根は色によって遮熱性が異なります。
以下の研究結果からも、明るい白系の色をした屋根の方が遮熱効果が高いことがわかっています。
塗装の色による遮熱効果の差異は大きく、一般塗料であっても明度の高い白色系の塗料を用いることで相応の遮熱効果が期待できる

ブラックのガルバリウム鋼板屋根は、太陽光を吸収して熱を持ちやすい(2階の部屋が暑くなりやすい)のが特徴です。
対して、ホワイトや淡いグレー、シルバーなど明るい色の屋根は、熱の吸収率が低く太陽光を反射して室温の上昇を防ぐ効果があります。
定番カラーでもある「ブラック」は、どんなデザインにも合わせやすい反面、どうしてもホワイトやシルバーよりも遮熱性が下がってしまうため、断熱材や遮熱塗料との組み合わせをよく検討することが大切です。
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色によってメンテナンス性が違う
ガルバリウム鋼板屋根は、高耐久で長持ち、耐震性が高くてデザインも豊富と、魅力あふれる人気の屋根材です。
しかし、いくら丈夫な屋根といえど定期的なメンテナンスは欠かせません。ガルバリウム鋼板屋根は、色によって必要なメンテナンスが変わってくるので注意しましょう。
鮮やかな色は色褪せが気になる
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レッドやオレンジ、グリーンなど、パッと目を惹く鮮やかな色ほど、色褪せは目立ちやすいのが特徴です。
メンテナンスを怠っていると劣化が気になり、塗り替えや屋根葺き替え、カバー工法による早めのリフォームが必要になります。
一方、ブラウンやグレーは色褪せが目立ちにくいため、メンテナンスの間隔が空いてもそれほど劣化が気になりません。屋根のメンテナンスに手間をかけたくないという方には、色褪せが目立ちにくいグレーやブラウン、モスグリーンといった暗い色や中間色を選ぶことをおすすめします。

暗い色は汚れが目立ちにくい
経年劣化で汚れがついても同化しやすいので、明るい色に比べて汚れがそこまで気になりません。

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ガルバリウム鋼板屋根の葺き方による違いと特徴を解説しています。
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ガルバリウム鋼板は、耐久性が高い素材として知られており、近年人気の屋根材です。
高耐久のガルバリウム鋼板屋根をより長持ちさせるには、どんなことに気をつければ良いのでしょうか。
最後に、ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンスと塗り替えについて解説します。
定期的な塗装

ガルバリウム鋼板屋根を長持ちさせるには、経年劣化で生じたコケや錆、チョーキングなどを取り除き、新たに塗装(塗り替え)する必要があります。
定期的な塗装を施すことで、腐食や劣化の進行を防ぎ、屋根の美観の維持にもつながります。
10年〜15年経ったらまずは点検をご依頼ください。
錆や色褪せは劣化のサイン
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ガルバリウム鋼板屋根に代表される金属屋根は、錆が発生しやすい特性を持っています。
もし屋根に錆が見られるときは、表面の塗膜だけではなく、めっき層も劣化している可能性が高いでしょう。
塗装のタイミングに迷ったときは、以下の項目に当てはまらないかチェックしてみてください。
☑ コケ、カビが発生
☑ 錆が目立つ
☑ 色褪せが気になる

なお、ガルバリウム鋼板屋根のような金属屋根の塗装には、防錆処理と下塗りが必要となります。
錆を残したまま塗り直しても、錆は再び発生して塗装面が劣化してしまいます。
また、表面がツルツルしているガルバリウム鋼板は、塗料を密着させるための下地処理作業が欠かせません。屋根の塗装は危険を伴う高所作業なので、必ず知識と技術を持ったプロに依頼するようにしましょう。

「今まで瓦屋根だったけど似合うガルバリウム鋼板の色はある?」
「こだわって建てた家なので屋根の色にもこだわりたい!」
「これまでと似たような屋根色にしたい」
ガルバリウム鋼板屋根へのリフォームにご不安やご希望があればまずはお問い合わせください。
街の屋根やさんが伺い、現在の屋根の状況をしっかり確認したうえでどのようなリフォームが良いか、ご提案いたします。

ガルバリウム鋼板屋根の人気色と色選びポイントまとめ
●ガルバリウム鋼板屋根は施工方法で選べる色の選択肢が変わります
●成型された屋根製品はどんな屋根にも合う人気色がそろっています
●ガルバリウム鋼板を加工・成型して屋根を葺く場合の方が色の選択肢は広がり、鮮やかな赤やオレンジ、明るいシルバーなどもあります
●ガルバリウム鋼板屋根の人気色はブラック・ダークグレー、ブルー・ネイビー、オレンジ・ブラウンです
●ガルバリウム鋼板屋根の色を決められないときは、ブラック系を選ぶと無難です