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結城市 前回の屋根塗装時の施工不良?間違った箇所へのタスペーサー挿入
皆様こんにちは、街の屋根やさん栃木小山店です。
先日、結城市にお住まいのお客様から雨漏りの相談を頂き、調査に伺って参りました。
当店は栃木県にありますが、お隣の結城市にも対応しておりご依頼があれば駆けつけます(^O^)/
ところが雨漏り原因の調査中、とある箇所の施工不良を偶然見つけてしまいましたΣ(゚д゚lll)
今回お届けするのは、その他社さんが行った間違った施工についての記事になります。
注意喚起的な内容になりますので、よろしければぜひお読みになってみてくださいね。
結城市の築13年のお客様宅です。
そもそも当店が現地に伺ったのは、最近発生した室内天井からの雨漏り原因を特定する調査のためでした。
雨漏りは修理そのものより、原因を突き止める方がずっと大変で時間もかかります。
散水調査や赤外線サーモカメラを駆使した結果、雨漏り原因は壁際水切り端部のコーキング不良と判明。
原因が判明したのは喜ばしい事ですが、偶然見つけてしまった不良箇所の方が事態は深刻でした(@_@;)
何気なく見るとわからないかもしれませんが、プロの目はごまかせません。
こちらの築13年のお住まいは「コロニアルスレート屋根」というセメントを主成分とする薄い板状の屋根材です。
まだ築浅にも関わらず、細かなひび割れが信じられない程無数に広がっています。
1年前に飛び込みでやってきた塗装業者さんにより、屋根と外壁を同時に塗装を行ったとのこと。
このひび割れを見てください!!。゚(゚´Д`゚)゚。
これは屋根材の問題ではなく、施工上の不良に違いありません(>_<)
なにがいけないのかおわかりでしょうか?
通常、屋根材と屋根材の重なり部分には雨水や湿気を排出するための隙間が設けられています。
横殴りの豪雨などで屋根材の下に雨水が入り込むことがありますが、出口としての隙間がないと困ったことになります(·_·;
薄くて平たい板状をしたコロニアルスレート屋根は、塗装をかける際にその薄さが影響して、屋根材同士の重なり目が塗装により塞がれてしまうことがあります。
屋根の下に雨水が侵入しても隙間(重なり目)が塞がれているので十分に排出されず、結果的に雨漏りの原因に繋がります。
そのため必須なのが、屋根材の隙間を切り開く縁切りという作業。
現在では、タスペーサーという部材の挿入で縁切り作業を行うのが一般的となっています。
下塗り完了後に屋根と屋根の間にタスペーサーを入れることで隙間を作り、その上から着色する施工法です。
こちらは結城市のコロニアルスレート屋根の重なり部分。
タスペーサーは設置されており、水が流れ出た跡があることから、雨水は排出されていると推測できます。
ただ、このタスペーサーを入れている場所が問題です(;´Д`)
この住宅の屋根は横幅910㎜の屋根材なので、メーカー推奨のタスペーサー挿入位置は両端から150㎜。
ところが今回の現場では、タスペーサーは隣接する屋根材との継ぎ目に設置されています。
屋根材の角部分(=中央よりも弱い箇所)に不必要に負荷がかかっている状態。
これでは屋根材が欠けてしまいます~(><)
お客様には現場の状況を撮影した画像をお見せしながら説明し、施工した塗装業者さんに修繕してもらうようアドバイス致しました。
ちなみに、塗装時の施工金額を教えて頂いたところ格別安価な金額という訳でもなく、かなり一人前のお値段でした。。。(;^_^A
同業者としても、このような施工不良があるのは非常に残念なことです。
ご予算をかけてお住まいのメンテナンスを行っても、お粗末な施工では元も子もありません。安かろう悪かろうでもなく、
決して安くはないお値段でこんな施工をされてしまうなんて恐ろしいですね(´;︵;`)
職人が手掛ける作業は、
単に価格の安さ/高さで判断できるものではなく、
高品質な施工と適正な価格、そして充実した保証が何よりも大切だと改めて思った現場でした。
今回の事例は、他社の施工ミスを偶然発見した特殊ケースでしたが、こういったことはどの住宅でも起こりうるリスクだと思います。
プロの目による細かなチェックと確かな技術がいかに重要かということを実感しました。
街の屋根やさん栃木小山店は、お客様に安心してご依頼いただけるよう常に誠意を持って対応しております。
お客様の大切なお住まいを、丁寧な施工と充実した保証でしっかりサポートいたします(^^)
まずは無料の調査・診断から!お問い合わせをお待ちしております( ´ ▽ ` )ノ
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