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小山市 数年前に塗装した化粧スレート|パミールは塗装に向かない屋根材
小山市のみなさん、こんにちは。街の屋根やさん栃木小山店です。
本日は、数年前に塗装した化粧スレート屋根の調査をお届けします。
化粧スレート屋根と聞くと、『塗装でメンテナンスするもの』と、考えている方が多いと思います。
実際、その考え方自体は間違いではないのですが、屋根材の種類によっては塗装が適さないものもあるため注意が必要です。
今回は、塗装後5年も経たないうちに著しい傷みが出た屋根を調査し、なぜこのような状態になってしまったのかを分かりやすくご解説します(╹◡╹)
数年前に塗装した化粧スレート屋根の調査【塗装後5年でボロボロ!?】
小山市のお客様より、『数年前に塗装したものの、屋根がまた傷んできたように見える』と、ご相談をいただき現地調査を行いました。
きっかけは、屋根をふと見上げたときに『あれ、前よりも傷みが目立ってきたかも・・・』と感じたことだったそうです。
目に見えて違いを感じると、少しの変化でも気になるものなんですよね。
実際にお伺いしてみると、『塗装してまだそんなに経っていないはずなのに、なんだか屋根の状態が気になってきて・・・』と、少し不安そうにお話しくださいました。
見た目でも傷んでいるのが分かる状態でしたが、『このままで大丈夫なのか』『塗装の問題なのか』と判断に迷われる方はとても多いんです(o_o)
一般的には、『化粧スレート=塗装メンテナンス』という認識が多いようです。
実際、化粧スレートは塗装で防水性を確保している屋根材なので、その考え方は正しいといえます。
とはいえ、『すべての化粧スレートに当てはまる』わけではありません。まさに今回が、当てはまらないケースでした(>_<)
数年前に塗装した化粧スレート屋根の調査【パミールは塗装に向かない屋根材】
屋根に登って調査した結果、使用されている屋根材は塗装が向かない『パミール』と判明しました。
地上から見た時点でも、『これは塗装の問題だけではなさそうだな』という違和感がありました。
こうした感覚は、実際に屋根に上がって確認すると原因がはっきりすることが多いんです。
実際、屋根材自体が層状に傷み、めくれや剥がれが広範囲に出ている状態でした(//∇//)
それでは、もう少し近寄って見てみましょう。
明らかに、屋根材の端部が層状にめくれて浮き上がっていて、塗装の劣化の問題ではありません。
実は、この傷み方は
『ニチハ パミール』特有の劣化症状なんです。
ニチハ パミールは、2008年以前に製造・販売された化粧スレートで、特に注意が必要な屋根材の一つでした。
ニチハ パミールは、見た目は一般的な化粧スレートと似ているため、屋根材に詳しくないと塗装前提で考えてしまいやすい屋根材です。しかし、アスベストを使用していない屋根材に切り替わる時期に開発されたため強度が不十分で、層間剥離(そうかんはくり)を起こしやすい問題がありました。
関連記事▶屋根がニチハ「パミール」で今後のメンテナンスが心配な方へ
層間剥離により、表面がミルフィーユ状に剥がれてしまうパミールは、上から塗っても屋根材の劣化を止められないため、今回のお住まいのように短期間で再び不具合が目立ってきます(//∇//)
また、化粧スレートだから塗装で良いと判断されやすい屋根材のため、塗装した業者さんが悪いと言い切れないものの、使用されている屋根材の見極めが大切です。
お客様にも屋根材の特徴と今回の傷み方をご説明したところ、『塗装の問題ではなかったんですね・・・』と、少し驚かれながらも納得されたご様子でした。
数年前に塗装した化粧スレート屋根の調査【パミールのメンテナンス方法とは?】
化粧スレートと言ってもすべてが塗装に向いているわけではなく、ニチハ パミールのように塗装ではなくカバー工法や葺き替えを検討した方がよいケースもあります。
ニチハ パミールの劣化症状は、こちらのお住まいのように屋根全体に及びます。
特に2008年以前の化粧スレートは要注意です。築年数が経過した住宅の場合、2008年以前の化粧スレートが使われているケースも少なくありません。
見た目だけでは屋根材の種類を判別しにくいため、塗装を考えている時ほど事前調査をして屋根材を見極めましょう。
なお、塗装が向いていないパミールのメンテナンス方法は、『葺き替え』か『屋根カバー』となります。
○葺き替え:既存の屋根材をすべて撤去し、下地から新しく作り直す工事で、劣化が進んでいる場合に適しています。費用や工期はかかりますが、耐久性や安心感が高いのがメリットです。
○カバー工法:既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根材を重ねる方法で、工期が短く費用も比較的抑えられるのが特徴です。
なお、建物の状態(劣化や雨漏りの有無)や将来の計画に応じて選びます。
パミールに限らず、ここまで傷むと塗装では厳しいのが正直なところです。
また今回のお客様も、『せっかく塗装したのに、わずか5年で傷んでしまった』と、少し残念なお気持ちだったのが印象的でした。
屋根の塗装を検討する際は、塗ることが前提の相談だけでなく、
『その屋根材が本当に塗装に向いているか?』を判断することが大切ですよ( ^ω^ )
今回の小山市の現場では、数年前に塗装した化粧スレート屋根を調査した結果、パミール特有の層間剥離が広範囲に見られ、塗装には向かない屋根材であることが改めて分かりました。
『化粧スレート=塗装メンテナンス』と考えがちですが、屋根材の種類によっては別の方法を選ぶ必要があります。
特に2008年以前の化粧スレートは注意が必要ですので、屋根のメンテナンスをお考えの際は、街の屋根やさん栃木小山店にご連絡ください。
当店は、調査を行うものの、無理に工事をおすすめすることはありません。『塗装ができる屋根かどうか?』を見極め、お客様に最適な方法をアドバイスできればと考えています。
当店は、屋根の状態を確認したうえで、今すぐ必要なこと・急がなくていいことを分けてお伝えしています。現場に合った適正な工事内容・適正価格・高品質施工で、お客様の期待にお応えします(^o^)丿
パミールのメンテナンスに関するよくいただくご質問3選
基本的におすすめできません。パミールは層状に剥がれる「層間剥離(そうかんはくり)」が起こるため、塗装しても塗膜ごと剥離してしまう可能性が高いです。
難しいケースが多いです。パミールは全体的に劣化が進む傾向があるため、一部だけ補修しても他の箇所がすぐに不具合を起こす可能性があります。
築10年前後から注意が必要で、15年前後で劣化症状が目立つケースが多いです。剥がれや変色、ひび割れが見られたら早めに専門業者へ相談しましょう。
9時~19時まで受付中!
0120-270-228